筆者の日本人の友人Sさん(31歳)

外資と日系企業を経て現地高級ホテルの通訳に。毎日が充実しているシンガポール生活。

筆者の日本人の友人Sさん(31歳)は、両親が駐在員だったので香港で生まれ、6歳まで過ごした。その後10歳まで日本に住み、高校卒業時までの8年間はシンガポールで過ごした。大学は悩んだ末に日本へ帰国。某有名私立大学に入学、政治経済を選考し、日本での大学生活も悪くはなかった。だが海外生活が長かったせいか、いまいち楽しむ事が出来ず、退学を決意。そしてイギリスへ渡り、名門ロンドン大学、University College of Londonに入り直した。

潰しが効く様にと、建築を選んだ。とてもハードな学部だったが無事三年で卒業。(卒業したのは良いけれど、イギリスは寒いから暖かい所に行きたいなぁ。)ふと思いついたのがシンガポールだった。割と軽い気持ちで思いついた彼女は、職探しの為シンガポールへ渡った。

漠然と、シンガポールで就職したいという思いを胸に、最初は観光ビザで来星した。建築家になりたいとは考えていなくて、どうしてか無性に、またシンガポールに住んでみたかったと話すSさん。日本語はもちろん、中国語に英語、加えて広東語も出来る彼女は職探しにはあまり困らなかった。外資系コンサルタントに入社が決まった。シンガポールでは公用語は英語だが、中国からの富裕層の移民や起業家も多いため、母国語と英語の他に中国語が話す事が出来れば、どこの企業からも引く手あまただ。外資系コンサルタントで働いた後、日系商社に転職。現在は現地高級ホテルで通訳をしている。外資と日系、そしてローカルの企業全てに就業経験のあるSさんはシンガポールで働く事についてこう語る。

「外資系は自分のはっきり物を言う性格に合っていたと思う。ただ、即戦力が求められるから、いくら3カ国語できても新卒で右も左も解らないけれど最初からほとんど全て自分で考えて行動しなくてはならないので大変だった。でもそのぶんお給料はとても良かった。日系企業は同じ現地採用でも若干お給料が低くなったけれど、仕事にはやりがいを感じていたので良かった。ただやはり日系企業なので、今まで海外の自由な環境で育って来た自分には周りと合わせるのが結構難しかった。束縛を嫌う自分が、自身の良さを生かせるには何だと悩んだ末、現地の有名ホテルで通訳の募集があったので応募したら採用された。人と触れ合う事が好きで、自分の語学を精一杯活かせるのはなんだかんだで通訳だと気づいた。シンガポールに限らず、通訳の仕事は沢山あるかもしれない。でもやっぱりシンガポールは気温も暖かいし、過ごしやすいから気持ちも穏やかで居られ、何より日本ではなかなか出会えない様な人達と出会う。そんな彼らからエネルギーを貰い、前向きになれる。」

現在来星7年目。まだあと数年は、この国で働く予定だそうだ。眩しい笑顔で語ってくれたSさんは、ここシンガポールで更に活躍していくのだろう。

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