シンガポールに来て2年目のHさん(28歳)。

欧米かぶれだったはずが今ではすっかりアジア独特の文化に虜

シンガポールに来て2年目のHさん(28歳)。有名私立美大出身の彼女はシンガポール来る前に、美術館の学芸員をしていた。学芸員として働く傍ら、プライベートタイムでは油絵など作品を創っていたという。美術系ではとても人気のある職業の学芸員を辞めてまでシンガポールに来た彼女。それはどうしてなのか?

元々Hさんは芸術の国、パリへワーキングホリデーに行きたかった。ただワーキングビザは、抽選なので、人気のパリは落選してしまった。とにかくフランスに憧れていて、パリしか考えていなかったそうなので、落ち込んでしまっていた時に、数々の国にワーキングホリデーに行っていて、ちょうどシンガポールから帰って来た友人に勧められて、初めアジア圏を意識したそうだ。自身でも行った事が無いのに欧米かぶれという彼女。「アジア圏には全く興味を持っておらず、国際的で今や人気の旅行先のシンガポールもあまり眼中に入ってなかった。」と笑いながら話す。

シンガポールでのアートシーンや、ワーキングホリデーも全く聞いた事が無かったので、初めはいまいち乗り気では無かったという。だが友人の言葉で「シンガポールは日本にもヨーロッパにも無い非日常的な感覚が良い。」という言葉が印象的だったので、とりあえず応募してみると、当選してしまったそう。 いざシンガポールに来てみると、まず建物がとてもカラフルでビックリしたそうだ。確かに中華、マレーにインドにオリエンタル感がいっぱいのアジアなのに、それでいて欧米人も多く、だいぶ欧米化もされている。その独特な雰囲気がすっかり気に入ってしまったと話す。

ある日系旅行会社でツアーガイドとして雇ってくれる所が見つかり、最初はツアーガイドとして働いた。職場は8割が日本人、2割は現地の人で、そこまで日本の会社と変わらない様だったが、日本よりもピリピリした感じが無く、暖かい雰囲気の職場だったという。結局はアルバイトという形で雇われたので時給は決して高く無かったらしいが、経験として割り切った。休みの日は、現地で出来た日本人のアーティスト達と出かけたり、バーで知り合って意気投合した欧米人と飲み仲間になったりと非常に充実していたという彼女。

ガイドとして色々な名所を廻るうちにインスピレーションも次第に沸いてきて、作品にもすごく良い影響を齎す事が出来たそう。日本の友人達は皆口を揃え、シンガポールに行ってから作品に力が出たと言ってくれたそうだ。ワーホリ終了後、一旦日本に帰るとまたシンガポールに就職する為戻って来たと言う欧米かぶれだったはずの彼女は今、日系企業の事務員として働きながら、プライベートでは自由に作品造りに励む。目標は、シンガポールで自身の作品展示会を開く事。その日が来るのは、おそらく近いのではないだろうか。

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